今年もゴボウを育てることにしましたが、去年、収穫に苦労したので、袋栽培にしました。
5月に農園でゴボウ栽培用の空き袋を2つもらいましたが、もっと作りたかったので、竹筒で代用することにしました。節の内側を棒で壊して、中を空洞にして土を入れ、ゴボウの種を蒔くのです。竹を切っていると、また別の考えが浮かびました。風除けのプランターです。
M農園は、春の西風が強いです。適度な風ではなく、作物の成長に影響が出そうなほどの強風です。対策が必要なのですが、定植した苗の1つ1つに行灯を設置するのは手間なので、区画の西側に一列、竹のプランターを設置しようと思いました。
プランターに野菜を植え、背の部分を西側にして設置すれば、風避けになるし、作物にも西日が当たらずに済み、一石三鳥です。
でも土を入れてみると、底が浅く、また竹を割った部分に割れ目が広がっていき、土が異常に乾燥しやすいことが分かりました。しかも、屋根が付いているので、雨が降っても土は乾燥したままです。
例えば、大きくなったレタスが植わっていたら、土の乾燥はある程度防げるかもしれませんが、それでも2、3日に1回の水やりは必要な気がしました。基本、水やりは無しで育てたいので、このプランター案は不採用。
ということで、来年の風除けには、ゴボウ栽培と同じ、中を空洞にした竹筒で作ります。高さの違う竹筒を2列に並べて、イチゴを植えてみるのも面白いかもしれません。
プランター作りで余った割り竹は、区画の雑草しか生えていないところに置いて、飛び石の様にしました。竹の上を歩けば、区画に生えてる野菜を踏み付けずにすみます。M農園は畝を作っていなくて、空いた所に思いつきで種を植えていくことが多いので、生え始めの苗を踏みつけることがよくあるのです。
ところでジャガイモは、今回深めに種芋を埋めたのですが、毎回青くなったイモが続出してるので、念のため6月に土寄せをしました。
でもジャガイモの間にトウモロコシを植えていて、それが思った以上に成長が遅く、土寄せのあおりで埋没するので、掘り起こしたり、土をかける前にトウモロコシの位置を確認したり、時間も手間もかかり疲れます。途中で土寄せ作業が嫌になりました。
そこで竹を使って、黒マルチみたいなものを作ることにしました。農園にある竹を3本ほど持ち出して割り竹にし、土寄せができてないジャガイモの周りに敷きました。
7月に入り、枯れかけたジャガイモが出てきたので収穫しました。竹のマルチはとても効果的でした。普通のイモより白いイモが収穫できました。竹の丸太の下にできたジャガイモは、平べったい形に変形していましたが。
一点気になったのは、A区画でナメクジを数匹見かけたことです。竹の上を這っていました。梅雨の竹マルチ周辺は、彼らに居心地の良い空間なんだと思います。でも、見つけたら竹をどかせばいいだけです。
竹マルチは直射日光を避け、地表の温度と湿度を一定に保ち、空気もそれなりに通す(土の上に乗せてるだけ)ので、地中の微生物にとっても良いと思います。
Leave a Reply