8月末に自家採種した、人参が発芽しました。
自家採種は場所を取るので、やらないつもりだったのですが、人参の花が、次々咲いていくのを見ていると、刈り取ることができなくなりました。
茶色くなった房ごとハサミで切り取っていき、大きめの3つ、4つをステンレスのザルにこすりつけて種をバラバラにします。その後、ふるいにかけ、余計なものを落としました。
この作業をしていると、何とも言えない良い香りがしてきます。初めて嗅ぐ香りで、人参の葉っぱの匂いではなく、ウッディ系のエッセンシャルオイルのような、防虫効果がありそうな匂いです。
取り出した種は、種苗店で購入したものとは違い、短い毛の生えた殻で、覆われた状態です。これを一つ一つ剥がしていく気にはなれなかったので、そのまま小袋に詰めていきました。
ネットで調べると、殻には発芽抑制物質が含まれていると書かれていました。良い香りは、その香りなのかもしれません。
素敵な香りに囲まれての作業とはいえ、だんだん手が疲れてくるし、途中で飽きてしまい、残りはそのまま、房の状態で保管することにしました。
保管しただけでなく種蒔きも、房ごと、そのまま蒔いてしまいました。大きいのは、その場で小分けにして蒔きました。
というのも、発芽抑制物質というのがひっかかっていて、殻付きのまま蒔いても、うまく発芽するか分からなかったからです。
だったら、房ごと一気に蒔いてみよう。そのうちのいくつかは、発芽するかもしれない、と。
9月の、翌日から雨の日が続きそうな日を狙い、M農園とS農園の3箇所に蒔いてみました。結果は、ほとんど全て発芽しました。殻を剥がす必要は全くないことが分かりました。
そして、房ごと蒔いたりすると、写真のようになってしまい、非常に勿体ないことも分かりました。
今回学んだこと
人参の種取りは、ザルにこすってバラバラにし、ふるいにかけて、殻付きのまま保管。種蒔きは殻付きのまま。
かさばっても構わないなら、房ごと保管し、蒔く時に手で細かくバラしなら蒔く。
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