人参の種取り

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S農園で、とう立ちした人参を刈り取りました。7月末に畑で作業をしていると、着ている服に人参の種がひっつくようになりました。

これは、種取りOKのサインと思いました。今年は去年より多くの人参がとう立ちしているので、畑を移動する度に、肩や腕に種が1度に10粒以上ひっついて、取るのが面倒です。

まるで雑草のひっつき虫です。人参は背が高いので、上半身にしか付かないから、取りやすいのですが。気づいたら、その場で剥がして落としているので、来年は私の区画や農園の通路、もしかしたら自宅から農園までの道端からも、人参が生えてくるかもしれません。自家採種をやると、人参のたくましさが分かると思います。

服についた種
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購入した種は量もそれ程多くないから、芽出しには気を使うと思います。野菜を育てるのに水やりはしていませんが、人参を蒔く時だけは最初の数日、水をやることがありました。

でも自家採種して量が大量に取れるようになったので、水やりはしなくていいと思ってます。今年は蒔いた覚えのない所から勝手に生えてきたので。

まずはS農園の人参から種を取ることにしました。人参はM農園にもありますが、S農園の方がとう立ちが早く、種の出来も早かったからです。すでに枯れ始めている人参もあります。

種取りにも色々やり方があるでしょうが、私は一番簡単で、かさばらない、花柄(かへい)部分を切り取り、それをそのまま保存することにしました。花柄というのは茎の先端の、花を乗っけている細い茎のことです。

この花柄部分から切り取り、袋に入れていきました。

畝に残った茎は、付いている葉を剥がし、細い茎を取り去り、太い茎だけにしました。この茎は支柱として生かします。

最近やっと、野菜の成長に支柱が果たす役割を理解するようになってきて、でも市販の支柱を買うのはお金もかかるし、ゴミになるので、この茎を使うことにしました。でも結構やわなので、支柱というには強度不足かもしれません。でも、色々役に立ってくれると思います。

この作業を終えたら、畑はますますスッキリしました。

残した人参の茎
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人参は、私は昨年は9月に蒔いたのですが、本を見たら今から蒔けるようです。台風が近づいているので通過した後、蒔き始めようと思います。

この自家採種した種ですが、花冠(かかん)に詰まった種をバラす時、良い匂いがします。それが嗅げるのが楽しみです。

イガイガの殻を擦ると匂います。市販の種は殻が外されているので、この匂いを嗅ごうと思ったら、自家採種するしかありません。

枯れかかってきた山椒
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ところで、実生(みしょう)で育った山椒が、枯れかけてきました。

移植したのがいけなかったのでしょうか。でも、畝のど真ん中の結構じゃまな所から生えてきたので、そのままにしていたら絶対に踏んづけたり、スコップで掘り返したりしたと思うので、致し方なかったのです。

このまま復活してくれることを『祈ります。』

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